コーヒーグラインダーが欲しいなぁと思っても、
■ 色んな種類があって選べない…。
■ 高い買い物だから、しっかりとした実績や信頼性がある製品が使いたいけど分からない。
といった感じで迷いませんか?
私も散々迷った挙句ひたすら検索しまくり、コーヒーショップへ実物を確認しに行ったりもしました。その結果、お洒落なコーヒーショップがこぞって取り扱いしているグラインダーに出会い、とても満足しているのでシェアします。
今回はノルウェーの家電メーカー「Wilfa」から販売されている名品、Svart Aromaのレビューです。キッチン道具を黒やモノトーンで統一されている方には特にお勧めなので、ぜひ参考にしてみて下さい。
信頼性の高さ
珈琲大国ノルウェーから誕生。
ノルウェーは個人の珈琲消費量が世界トップクラスであり、珈琲に対するこだわりが強い国として知られています。そんなノルウェーを本拠地とする家電メーカーがWilfaであり、ノルウェー人のニーズに答えてきました。
また、ワールドバリスタチャンピオンシップと呼ばれる世界最高峰のバリスタ競技大会があり、これまでノルウェーから2人もチャンピオンを輩出しています。
しかも、一人は初代ワールドバリスタチャンピオン。もう一人はティム・ウェンデルボー氏(2004年)という方で、なんとWilfa Svart Aromaの開発に携わっています。
ECBC認定製品
Wilfa Svart AromaはECBC(European Coffee Brewing Centre)認定製品です。
ECBCとはノルウェー珈琲協会(ECBC)が定める厳しい基準のことであり、認定されると最高品質が保証されます。
取得が困難であることから、珈琲先進国ノルウェーの権威ある機関が認めている数少ない製品の一つです。
日本の人気コーヒーショップでも取り扱われている
私の経験談になりますが、Svart Aromaはお洒落なコーヒーショップで取り扱いが多い印象です。
私が立ち寄ったコーヒーショップですと、KARIOMONS COFFEEさんやCOFFEE COUNTYさんの店頭で販売されていました。どちらも素敵なコーヒーショップです。
■KARIOMONS COFFEE
■COFFEE COUNTY
日本のバリスタ達にも高く評価されているのがよく分かりますね!
機能面
Wilfa Svart Aromaの機能や使い心地、デザインについて説明します。
基本情報
サイズ | (約)幅17.2cm × 奥行12.6cm × 高さ28.5cm(コード長:約80cm) |
重さ | 役1.9kg |
定格時間 | 30秒 |
回転数 | 500~650rpm |
最大容量 | 約250g |
コンパクト設計
Svart Aromaは、縦長な形状なので広い設置スペースを必要としません。
低速回転
Wilfa Svart AromaはDCモーターを搭載することで、500~650rpmという低速回転を実現しています。一つ前のモデルであるWilfa Svart Nymaltは約25000rpmなのでかなり低速になっていますね。
低速回転の利点は2つあります。
- 摩擦熱を抑制して珈琲の風味を損なわない
- 動作音が静か
メーカーとしては風味が損なわれない部分を推していますが、私の感想としては「動作音が小さくなる」のはとてもメリットに感じました。
これまでミキサー式のコーヒーグラインダーを使用していたのですが、比較するとかなり静かになりました。朝起きて直ぐにミキサーの騒音を聞くのがなかなか辛かったので、嬉しいポイントです。
17段階粒度調整
豆の種類や抽出方法に合わせて、粗挽き〜極細挽きまで調整できます。使用してみた感覚だと、全体的に細か目な印象です。極細挽きを使えばエスプレッソショットも楽しむことができます。
また、自動停止タイマーがついており、ボタンを一回押して待っているだけで自動的に停止してくれます。朝の忙しい時間帯で、豆を挽きながら出社の準備を進められるので非常に助かっています。
外観・デザイン
どのインテリアにも馴染む、シンプルなデザイン。
Svart Aromaの気に入っているポイントなんですが、黒いボディに無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインがかっこいいです。黒いガジェットや家具が好きなので個人的に高ポイント。
特にスティローザと並べて見ると、雰囲気が凄く合うんですよね。
気になった点や注意点
高価格。
ハンドミルや他のコーヒーグラインダーに比べると高価格な印象です。
私も豆を挽くだけで数万円するのはちょっと‥と思ってSvart Aromaが気になっていたものの、ずっとキャンプで使用していたハンドミルで頑張ってました。
暫くの間は楽しんでゴリゴリ回していたのですが、体力と朝の貴重な時間が削れるし…毎朝使っているのでトータルで見るとロスがかなり大きいことに気づいたんですよね…。
高頻度で珈琲を楽しみたいと思っている方にとっては購入の価値があると思いますし、私はもうこのグラインダーなしでは抽出できない体になりました。(笑)
また、ご家庭でエスプレッソを淹れるとなると、細かく挽き目が揃えられるグラインダーが必ず必要になります。安価なミキサー式のグラインダーも試しましたが、音が大きい上に挽き目が揃いにくいので調整が難しかったです。
ドリップやマキネッタしかしていないけど、いずれエスプレッソに挑戦してみたいと思っている方なら、後々まとめて揃える必要が出てくるので先に購入されても良いのかなと思います。
粉受けの形状にもう少し工夫が欲しかった。
これは完全に好みの問題なのですが、粉受けの形状にもうひと工夫あれば良かったのになぁと思っています。
粉受けから直接ドリッパーやポルタフィルター(ドリップマシンの珈琲豆を詰める部分)に移すことが多いので、注ぎ口みたいなのがあれば嬉しかったなぁと。蓋を押さえながら角の部分を使えば問題ないのですが…気持ちの問題ですね。
まとめ
バリスタの世界チャンピオンが開発に携わっていたり、素敵なコーヒーショップがこぞって取り扱っているので性能や信頼性は申し分ないです。
お値段が少し高めなので私も購入するか迷っていたんですが、今となってはなくてはならないモノのひとつになりました。
良かったら検討してみて下さい。ありがとうございました。